日付:2026-04-17
公開日付:2026-04-17
英国知的財産庁(UKIPO)は、英国特許の申請、管理、更新を一元的に行える新たなプラットフォームを立ち上げた。
先日公開されたこのサービスにより、ユーザーは同一プラットフォーム上で英国特許の出願、管理、更新手続きを行うことが可能になった。これはUKIPOのデジタル変革計画「One IPO」が新たな一歩を踏み出したことを示すものである。同計画は、英国の知的財産分野に新たなデジタルサービスを導入し、最終的に特許、商標、意匠のサービスを統一されたプラットフォームに統合することを目指している。
現在、UKIPOの主要な特許サービスはすべて新プラットフォームで利用可能だ。商標および登録意匠のサービスは後日提供される予定である。
新サービスの概要
2025年1月、UKIPOは「特許検索」および「特許公報検索」サービス(別名「One IPO検索システム」)を開始し、一般市民が英国の特許関連情報をより容易に入手できるようにした。
さらに、今回新たに2つの特許関連サービスが導入された。
1. 知的財産管理
本サービスでは、特許利用者が専用のデジタル知的財産アカウントを作成できるようになった。このアカウントは他の新しいデジタルサービスへの入り口となる。主な利点は以下の通りだ。
英国特許のステータスを随時検索・確認可能。
デジタルセルフサービスを通じて特許情報を迅速に修正可能。
アカウント内でオンラインにて特許更新手続きを完了可能。
2. 特許出願
新しい「特許出願」サービスはデジタル化された出願システムであり、以下の機能が最適化されている。
申請内容を任意の順序で入力でき、下書き保存や同僚との共同作業が可能。
アカウント内で申請の詳細や各種更新情報を確認可能。
アカウントを通じていつでも申請内容を更新可能。
特許更新の専門家向けアクセス権限
特許更新サービスのみを利用する場合、英国政府公式サイト(GOV.UK)で直接アカウントを作成でき、特定の機関とアカウントを紐付ける必要はない。特許権者や代理人でなくとも、手数料を支払えば誰でも更新手続きを行えるためである。
既存サービスの変更
今後、旧版サービスは段階的に廃止される。移行期間中、UKIPOへの出願方法は以下の通りとなる。
新デジタルサービス: 特許の出願、管理、更新において最も効率的な方法である。
「オンライン提出」サービス: 少なくとも2026年夏までは利用可能。停止の3ヶ月前までに通知がなされる。
メールによる申請・延長申請: 少なくとも2026年夏までは「forms@ipo.gov.uk」および「pateot@ipo.gov.uk」を利用できる。これも停止の3ヶ月前までに通知される。
申請の撤回: 「withdrawal@ipo.gov.uk」経由の撤回については、現時点で変更の予定はない。
注意点: 2026年4月1日以降、欧州特許庁の電子オンライン提出(eOLF)サービスを通じた英国特許出願は不可となる。廃止プロセスの一環として、欧州特許庁は2026年1月1日付で同サービスへの技術サポートを終了している。
ガイダンスおよび詳細情報
新サービスを円滑に利用できるよう、以下のサポートが用意されている。
GOV.UK上の更新されたガイダンス文書およびフォーム。
詳細なガイドページおよび実用的なヒントを紹介するブログ記事。
各機能を網羅したデモ動画ライブラリ。
新規ユーザー向けの週次トレーニングウェビナー(現在受付中)。
現在、弁理士・弁護士補佐向けの業務ガイドラインを更新中だ。また、手数料に関する情報も公開されており、関連手数料は本日より改定される。
今後の予定
新しい特許サービスの一般公開は重要なマイルストーンだが、これはあくまで始まりに過ぎない。今後数年かけてサービスを継続的に改善するため、専任チームが設置された。今後12ヶ月間の改善ロードマップも公表されており、段階的に実施される予定だ。
今回の特許サービス公開に続き、まもなく「One IPO」変革計画の第2段階として、商標分野における新たなデジタルサービスの提供が開始される。
原文は英語であり、日本語は仮訳です。