日付:2026-06-11
公開日付:2026-06-11
~大学・研究機関向けの新サービス、特許公報が学術論文で引用可能に~
オーストリア特許庁(ÖPA)は、公開された特許出願および特許公報に対して、デジタルオブジェクト識別子(DOI)を付与する新たな無料サービスの提供を開始した。
従来、発明を特許化することと、それを学術コミュニティにおいて可視化(アピール)することを両立させることは容易ではなかった。今回のDOI付与により、特許は国際的なデジタル知識インフラの一部となり、容易に検索され、学術論文などで永続的に引用・証明することが可能となる。
■ DOI(デジタルオブジェクト識別子)とは
DOIは、デジタルリソースに与えられる固有かつ永続的な識別子である。 法的識別を目的とする従来の「特許番号」とは異なり、DOIはシステムを横断して利用できるデジタルな参照元(リファレンス)を構築する。DOIはすべての関連メタデータを含むランディングページにリンクしているため、DataCite、Google Scholar、さらにはオーストリアの各大学の研究データベースにいたるまで、学術データベースや文献管理プログラムでの検索・発見が容易になる。
■ サービス概要
対象: 主に大学や研究機関を想定(公開された特許出願または特許公報のすべての出願人・特許権者が申請可能)。
費用: 無料
申請方法: 同庁の図書室(bibliothek@patentamt.at)へメールで連絡後、送付される申請フォームにて手続きを行う。