モルタ(Morta):フランス3件目の手工業品保護地理的表示出願

日付:2026-07-31

出所:フランス国家産業財産庁(INPI)

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分野:商標


国/地域:フランス

公開日付:2026-07-31

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プロヴァンスの人形(サントン)とカタルーニャのエスパドリーユに続き、フランス国家産業財産庁(INPI)は、3件目の保護地理的表示(PGI)出願を受理した。対象は、ブリエール湿地(ロワール=アトランティック県)を象徴する半化石化した木材「モルタ(Morta)」である。欧州規則の定めに従い、手続はPGIに関するINPIデータベースにおける仕様書の公開から始まる。

この公開は、このフランスの伝統的なノウハウを認知するプロセスにおける重要な一歩である。

この新制度において、INPIは中心的かつ前例のない役割を果たす。INPIは、PGI出願の国内段階を処理し、仕様書の適合性、出願人の代表性、及び製品と原産地域との結び付きを検証した上で、書類を欧州連合知的財産庁(EUIPO)に送付する。EUIPOが欧州段階の審査を行い、最終的な登録について決定する。

なお、2025年12月1日以降、欧州規則により、欧州連合全域で手工業品及び工業品の保護地理的表示(PGI)の登録が可能となっている。これは大きな前進であり、これらの製品に全27加盟国にわたる広範な保護と、公式の「保護地理的表示」ロゴを表示する権利を付与するものである。

モルタ(Morta)について:

「モルタ」はブリエール地方の方言に由来する語で、ブリエール湿地から採取される、主にオーク、カバ、クリの木が化石化の過程で部分的に鉱物化した木材を指す。この木材は、湿地の黒い泥炭の中で酸素から遮断されて数千年間埋もれ、鉱物化してシリカを豊富に含むようになり、明るいコニャック色から深い黒色までの色調を呈する。その卓越した硬度により、今日では地元の職人に珍重される素材となっており、ナイフ、宝飾品、パイプ、ペン、美術品の制作に用いられている。

このPGIの地理的区域は、ロワール=アトランティック県に位置するブリエールの21のコミューンをカバーし、モルタの探索、採取及び生産がそこで行われる。モルタは、グランド・ブリエール・モティエール組合委員会が定めた厳格な規則に従い、まずプローブで探知され、その後シャベルで手作業により採取される。採取は生産者1者当たり年間40本の幹に制限され、期間は9月15日から10月30日までであり、採取後は現場の体系的な復元が行われる。

この出願を行った生産者団体は、ブリエール・モルタ職人協会(ABAM)である。

出典:フランス国家産業財産庁(INPI)、原文日付:2026年7月24日、原文リンク:https://www.inpi.fr/en/in-one/the-morta-0

本記事は英語の原文を元に日本語へ翻訳(仮訳)されたものです。