日付:2026-07-31
公開日付:2026-07-31
「Joyería de Córdoba」(コルドバの宝飾品)という名称が、手工業・工業品の地理的表示として登録され、EU全27加盟国において保護されることとなった。
これは、2025年12月1日に運用が開始され、欧州連合知的財産庁(EUIPO)が管理するEUの手工業・工業品地理的表示制度に基づき登録された初のスペインの名称である。
この登録により、「Joyería de Córdoba」には共有の知的財産権が付与され、オンラインマーケットプレイスを含め、名称の濫用、模倣及び誤認を招く商業行為から名称を保護することに役立つ。今後は、コルドバ市の区域内で事業を行い、登録された製品仕様に適合する生産者のみが、この保護された名称を使用することができる。
「Joyería de Córdoba」は、金、銀又はプラチナで作られた指輪、ブレスレット、ネックレス、イヤリングその他の宝飾品を対象とする。これらには、天然若しくは養殖真珠、天然若しくは合成の宝石、又は七宝(エナメル)を含めることができる。これらの宝飾品は、デザインと仕上げの品質、並びに重量と体積の最適なバランスの実現で知られている。
生産及び包装のすべての工程は、定められた地理的区域内で行われなければならず、これにより製品の完全性・真正性及びコルドバとの結び付きの維持に寄与する。
コルドバの宝飾品の伝統は千年以上前に遡る。10世紀のコルドバ・カリフ時代には、既に同市においてフィリグリー(金銀線細工)技法が記録されており、その後、地元の銀細工職人のギルドが専門知識の保存と伝承に重要な役割を果たした。
今日、同市には職人、デザイナー、製造業者、専門工房及び訓練機関からなる成熟したコミュニティが存在する。また、欧州最大の宝飾専門ビジネス複合施設であるコルドバ宝飾パーク(Parque Joyero de Córdoba)の所在地でもある。
欧州連合知的財産庁のジョアン・ネグラン(João Negrão)長官は次のように述べた。
「『Joyería de Córdoba』の登録は、数世紀にわたるスペインの伝統を、欧州共通の認知・保護の枠組みへともたらすものです。この名称は今後、単一市場全体で統一的な保護を受け、生産者が集団的な評判を守り、真正性と品質に基づいて競争することを支援します。
この登録は、特色ある地域のノウハウが保護された欧州の資産となり得ることを示しています。地理的表示は、地域の経済発展に寄与するとともに、欧州の手工業・工業の遺産を将来の世代のために保存する助けとなります。
スペイン特許商標庁の尽力と専門性、そしてこの登録の実現に関わったすべての方々に敬意を表します。」
スペイン特許商標庁(OEPM)のエリサ・ロドリゲス(Elisa Rodríguez)長官は次のように述べた。
「この登録は、長い伝統を認めるにとどまりません。名称の濫用の防止に役立ち、合意された製品仕様に適合する生産者にのみ名称が留保されることを確保することにより、コルドバの宝飾品セクターに具体的な利益をもたらします。また、地元企業が欧州市場において、共有の遺産と専門的ノウハウの価値を高めることを可能にします。
EUIPOの緊密な協力と、登録手続全体を通じて質の高い業務を行ったすべてのチームに感謝します。」
出典:欧州連合知的財産庁(EUIPO)、原文日付:2026年7月29日、原文リンク:https://www.euipo.europa.eu/en/news/eu-registers-joyeria-de-cordoba-as-spain-s-first-craft-and-industrial-geographical-indication(EUIPO法律声明に基づき同等の条件で許諾転載。本文は原文に対する翻訳上の改変を含む。)
本記事は英語の原文を元に日本語へ翻訳(仮訳)されたものです。